英通信大手BTグループ(旧ブリティッシュ・テレコム)は9月12日、二酸化炭素排出量を2030年までに2008年比87%削減する長期目標を発表した。同社は2008年に、2020年までに80%削減の目標を掲げていたが、4年前倒しですでに達成。2030年目標はすでに科学的根拠に基づく排出量削減目標(SBT)から承認を経ており、パリ条約で国際合意に達した2℃目標より厳しい、1.5℃目標の達成ベースで設定した。
同社は目標設定のため、二酸化排出量の少ない車両を採用し、オフィスからの排出量を削減するなど、化石燃料依存をさらに削減する方法を見出していく。同社は、再生可能エネルギー使用率は昨年実績で82%だが、2020年までに再生可能エネルギー100%での事業運営も目指す。さらに同社の通信端末の省エネをさらに推し進める。2017年度は顧客の製品利用による二酸化炭素排出量は昨年比で32%減少できた。二酸化炭素排出量に配慮した製品・サービスからの売上は同社の売上総額の22%、53億ポンドに達した。
BTグループは、世界の通信会社の中でサステナビリティ評価が高いことで有名。
【参照ページ】BT sets ambitious new 2030 carbon emissions target after achieving previous goal four years early
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