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【国際】サプライチェーンCSR評価EcoVadis、初の年間報告書発表。業種、地域毎の傾向値公表

 サステナビリティ・サプライチェーン評価機関EcoVadisは9月12日、同社が評価を実施した世界20,400社の全体傾向をまとめた初の年間報告書「Global CSR Risk and Performance Index 2017」を発表した。評価対象期間は2015年と2016年の企業データ。国際標準産業分類(ISIC)を基に、軽工業、重工業、先進工業、食品、建設、卸売・サービス・専門、輸送、ICT、金融・法務・コンサルティング・広告、一次資源の10業種に分類し、各業種の傾向もまとめた。

 EcoVadisのサステナビリティ評価は「環境」「労働慣行や人権」「公正な企業倫理」「持続的な調達」の4テーマ21項目あり、各企業は0から100まででスコアリングされる。また各企業は従業員1,000名以上の大企業とそれ未満の中小企業の2つに分類される。


(出所)EcoVadis Global CSR Risk and Performance Index 2017

 全体傾向としては、2016年パフォーマンスでは、最頻値が45-54。優良企業だと75以上取得しているところもある。2015年との比較では、45-54以上の割合が増加し、34以下の割合が減少。サステナビリティ・スコアが改善されてきている様子がわかる。

 業種別では、45以上を獲得した企業の割合が最も多かったのは、中小食品と中小建設(61%)。大企業では、軽工業が最も高く56%、次いで金融・法務・コンサルティング・広告が51%だった。また、2015年からの改善度合いが大きかったのは大企業軽工業で19.2向上。中小企業では、建設が18.7%改善と最も高かった。

 同報告書では、世界の地域別の傾向も発表されており、世界をリードしているのはヨーロッパで、2015年からのスコア向上も高かった。米国は2015年と比べ横ばい。一方、最も低いのはアフリカ・中東・アジア(AMEA)だが、2015年からの改善度合いでは一番高かった。 

 同報告書は、最近の大きな動向として、科学的根拠に基づく二酸化炭素排出量削減目標(SBT)、国連持続可能な開発目標(SDGs)、サーキュラーエコノミー、NGOとの連携、サイバーセキュリティ、ヒューマントラフィッキングの6つを挙げた。

【参照ページ】ECOVADIS’ FIRST ANNUAL CSR PERFORMANCE INDEX

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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