国際漁業NGOの海洋管理協議会(MSC)は9月6日、オーストラリア真珠生産者協会(PPA)が真珠貝漁業としては世界初となるMSC認証を取得したと発表した。SCSグローバル・サービスが認証審査を行った。
オーストラリア真珠生産者協会は、西オーストラリア州・エイティー・マイル・ビーチ沖を主な拠点とし、150年の歴史を誇る。真珠生産を目的とした世界唯一の天然真珠貝漁業。ここで採れた真珠は、日本や香港、欧米にも輸出されている。西オーストラリア州政府は、州の全ての漁業事業者に対し、MSC認証を取ることを奨励しており、助成金も提供している。今回のオーストラリア真珠生産者協会のMSC認証取得もその一環。
今回のオーストラリア真珠生産者協会の認証取得により、MSC認証取得漁業事業者の数は世界で313にまで増え、世界で水揚げされる天然漁獲水産物の12%を占める。そのうちオーストラリアは20。MSC認証取得の審査には、通常12から18ヶ月かかる。MSC認証事業者には、毎年の監査と5年毎の認証更新審査が義務付けられている。
【参照ページ】世界初のMSC認証真珠貝漁業が誕生
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