日本製紙株式会社は8月8日、林野庁九州森林管理局沖縄森林管理署との間で、沖縄県西表島の国有林で森林保全活動を行う協定を締結した。今回の取組は、林野庁が国民参加の森林づくりを推進するために制定した「協定締結による国民参加の森林づくり」制度に基づくもの。国有林約9haで外来植物の駆除等を実施する。同社はまた、今回の施策を実施するため、現地NGOの西表島エコツーリズム協会とパートナーシップ契約を結んだ。
西表島には、日本最大のマングローブ林や亜熱帯性の広葉樹などで構成される森林が広がり、国の特別天然記念物のイリオモテヤマネコをはじめとする貴重な野生動植物が生育・生息。しかし多数の外来植物が広域に侵入していることが確認されており、地域の生態系、生物多様性への影響が心配されている。
日本製紙は日本各地に社有林を有しているが、以前西表島の国有林で森林経営を行っていた実績がある。北海道地区の社有林では、絶滅危惧ⅠA類に指定されているシマフクロウの保護で、公益財団法人日本野鳥の会と協働してきた経験も活かし、西表島での国有林保全を推進していく。
【参照ページ】西表島の国有林で、森林保全を目的とする協定を締結
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