オランダの主要国際空港ロイヤル・スキポール空港を運営するロイヤル・スキポール・グループは8月15日、2018年1月1日以降、事業運営に必要な電力を全て再生可能エネルギーで調達すると発表した。再生可能エネルギー大手Enecoがオランダ国内に開発中の風力発電所から電力を調達する契約を締結した。
ロイヤル・スキポール・グループの株主構成は、オランダ財務省が69.77%、アムステルダム市が20.03%、ロッテルダム市が2.2%、パリの主要空港を運営するADPグループが8%。ロイヤル・スキポール・グループとADPグループは、資本提携で相互に株式8.0%を保有している。ロイヤル・スキポール・グループは、ロイヤル・スキポール空港、ロッテルダム空港、レリスタット空港の株式100%を保有。また、アイントホーフェン空港の株式51%、豪ブリスベン空港の株式19%を保有している。同グループの年間の電力使用量は200GWhで、6万世帯分の電力に匹敵する。
Enecoが開発中の風力発電所は、オランダ中部のフィアーネン風力発電が2018年1月に運転開始予定で、ロイヤル・スキポール・グループに電力を供給する。また2020年1月からは複数の風力発電所が運転を開始予定。ロイヤル・スキポール・グループは、新規の風力発電所から電力を購入することで、再生可能エネルギーの発電力増加に貢献する。
【参照ページ】Royal Schiphol Group fully powered by Dutch wind farms from 2018
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