食品世界大手ペプシコは8月14日、児童飢餓対策NGOのFeed the Childrenと協働で、シカゴで800世帯に食品援助をするプログラムを実施した。食品援助を通じ、貧困世帯の児童が学校教育に戻れるように後押しする。ペプシコとFeed the Childrenは6年前からシカゴで児童飢餓の問題に取り組んできた。シカゴでは人口の25%以上が貧困ラインを下回る生活を強いられている。
支援対象世帯はシカゴの聖サビーナ教会が選定する。支給食品は、食品1週間分に相当する約11kgの保存食、約7kgの生活用品、AVON社の商品詰め合わせ一箱、フリトレー社のスナック菓子20袋、ペプシコ社飲料、クエーカーオーツカンパニー社のシリアルとエネルギーバー、トロピカーナ社のオレンジジュース、ジュエル・オスコ社の常温保存可能食品。ペプシコとFeed the Childrenは、長期的に全米で同様のプログラムを展開していく計画。
米国では、経済格差により貧困と飢餓の問題が深刻になっている。ペプシコは従業員の発案で2009年から「Food for Good(FFG)」プログラムを展開し、児童飢餓問題に取り組んでいる。FFGプログラムでは、寄付による社会支援の意味合いだけでなく、社会に必要な栄養素を手頃な価格で提供していくための同社の研究開発(R&D)としても位置づけられている。同社は、将来的に製品ポートフォリオを変更させ、必須栄養素を提供していく製品群を増やしていきたい考え。今回のFeed the Childrenとのプログラムで提供されるシリアルやエネルギーバー、オレンジジュースは、これらのR&Dから産み出された商品。
【参照ページ】PepsiCo and Feed the Children to Provide 32,000 Pounds of Food and Essentials Today to Help Chicago Families Start the School Year
【参照ページ】PepsiCo exclusive: The ‘Food for Good’ initiative
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