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【アメリカ】ミレニアル世代個人投資家がESG投資に強い関心。モルガン・スタンレー調査

 銀行世界大手米モルガン・スタンレーのサステナブル投資研究所は8月9日、ESG投資に関する個人投資家調査「Sustainable Signals」の第2回調査結果を発表した。米国ではミレニアル世代を中心に個人投資家にもESG投資への関心が高まっていることが明らかとなった。

 調査は、調査会社Brunswick Insightが受託し、51問の設問に応えるオンラインアンケート。今年2月17日から22日まで実施され、米国の個人投資家800名とミレニアル世代(18歳から35歳)の個人投資家200名の合計1,000名から回答を得た。設問には、ESG投資に対する態度や意識、行動に関する内容で、第1回は2015年に実施された。前回に比べ、今回はESG投資への関心が高まっていることが伺える結果となった。

 ESG投資への関心では、ESG投資に関心があると答えた人は全体では前回71%だったのが、75%に伸長。ミレニアル世代でも前回84%から今回は85%に伸びた。ESG投資に強く関心があると答えた人も、全体では前回19%から今回23%に、ミレニアル世代でも前回28%から今回38%に伸びた。性別別分析では、ESG投資に関心があると答えた女性が84%だったのに対し、男性では67%で、女性の方が関心が高い結果となった。

 投資インパクトでも、ミレニアル世代は高い信頼を示し、環境への良いインパクトをもたらすと答えた人は75%、貧困解決に良いインパクトをもたらすと答えた人も84%だった。一方、ミレニアル世代は、ESG投資は財務リターンとトレードオフと答えた人は59%に上ったが、61%はそれでも昨年ESG投資を実施したと答えた。全体でも、53%がESG投資は財務リターンとトレードオフと答えた。

 投資商品の多様性では、確定拠出年金(401K)にESG投資商品を拡充してほしいという声が90%に達した。また、80%は柔軟なカスタマイズをしたいと答えた。

 インパクトをもたらす地域では、回答者の47%が米国、27%が自分の地域、25%が世界全体と答えており、米国レベルで良いインパクトを期待する声が圧倒的に多かった。

【参照ページ】Morgan Stanley Survey Finds Interest in Sustainable Investing Stronger than Ever

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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