俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー元カリフォルニア州知事は8月4日、パリ協定離脱を決めたトランプ政権に対抗する環境イニシアチブ「Digital Environmental Legislative Handbook」を発表した。現行法や法案を検索できるデータベースで、州レベルでの環境法強化を後押しする。
同イニシアチブは、南カリフォルニア大学とシュワルツェネッガー氏が設立したシンクタンク「USCシュワルツェネッガー研究所」と、全米50州から立法者1,000以上が集まるネットワーク「National Caucus of Environmental Legislators」が主導する。データベースは全米で使用可能。州議会議員や秘書がデータベースを参照することで、連邦政府に対抗できる州立法のアイデアやナレッジを高めることを狙う。
シュワルツェネッガー氏は、環境問題に積極的で、共和党員でありながら、同イニシアチブ発足の裏にはトランプ政権がパリ協定離脱を決定したことがあると認めている。また、カリフォルニア州はもともと環境問題への取組で先進的な州であり、現ジェリー・ブラウン州知事も公にトランプ政権の協定離脱を批判している。シュワルツェネッガー氏は最近フランスのマクロン大統領とも会談し、共に環境対策を進めていく意志を確認した。
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