豪機関投資家業界団体の金融サービス協議会(FSC)は7月19日、オーストラリア版スチュワードシップ・コードに相当する「FSC Standard 23: Principles of Internal Governance and Asset Stewardship」を制定したと発表した。FSCには、豪運用会社、年金基金、保険会社、信託銀行等100社以上が加盟しており、今回のオーストラリア版スチュワードシップ・コードは加盟している運用会社に適用される。
今回のオーストラリア版スチュワードシップ・コードは、英国版や日本版と同様、「Comply or Explain」原則が採用され、加盟している運用会社には、遵守または説明が要求される。同コードには、「組織・投資アプローチ」「内部ガバナンス」「アセット・スチュワードシップ」の3つのテーマについて、情報開示を求めている。コードの適用は2018年1月から開始だが、移行期間が6ヶ月間設けられているため、正式には2018年7月1日にコード上の義務が発効する。該当企業は、2018年7月1日から翌2019年6月30日までに、FSCに対して報告をしなければなららない。
スチュワードシップ・コードを定める流れは、2010年に英国で初めて制定されて以来、すでに米国、日本、香港、オランダ、スイス、韓国、マレーシア、ブラジルなどで誕生している。
【参照ページ】MEDIA RELEASE: FSC launches Internal Governance and Asset Stewardship Standard
【コード】FSC Standard 23: Principles of Internal Governance and Asset Stewardship
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