シンガポール国立水道局(National Water Agency)は7月18日、サウジアラビアと豪西オーストラリア州の水道事業者とそれぞれ覚書(MOU)を締結した。水道システムに関する知見の供給、水供給の能力開発、研究開発や技術開発を協働で行う。両機関間での従業員交流も進める。
覚書を締結したのは、サウジアラビアの国営水道企業Saline Water Conversion Corporation(SWCC)と西オーストラリア州の水道事業者Water Corporation。シンガポールで開催されたイベント「国際水週間2017(Singapore International Water Week 2017)」の場でMOUが締結された。
世界の水道事業者は気候変動や都市化という問題に直面しており、国を超えた協働の重要性が増している。サウジアラビアのSWCCとのMOUでは、政府間の協力強化、水供給や水ネットワーク制御、技術開発分野で知見を共有することにある。特に淡水化技術、省エネ化、監視制御システム(SCADA)、漏水検知システム、無収水対応、自動測量に注力していく。
豪Water CorporationとのMOUでは、都市部での水供給や廃水処理に関する知見の共有、とりわけ気候変動や水質管理、エネルギー効率の高い廃水処理、水の再利用、資産の強靭性(レジリエンス)、スマート・ウォーター技術、顧客エンゲージメントの分野に注力していく。
【参照ページ】UB Signs MOUs with Saudi Arabia’s Saline Water Conversion Corporation (SWCC) and Western Australia’s Water Corporation
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