英国小売大手ウェイトローズは7月10日、2017年10月までにPB商品の茶葉を100%フェアトレード認証に切り替えると発表した。同社は現在、46種類の茶葉を取り扱っており、そのうち43種類はすでにフェアトレード認証を取得。未取得だったアールグレイ紅茶など3種類もフェアトレード認証を取得する。同社の紅茶産地は中国が多く、中国の茶園農家改善を目指す。
フェアトレード認証は、原料を供給する農家が、労働環境、公平取引、構成な利益分配を受けることを認める制度。また農家は、フェアトレード・プレミアムと呼ばれる輸入業者より商品代金とは別に支払われるプレミアムを受け取り、獲得資金使途を決定することができる。使途には自身の事業資金としてだけではなく、学校や病院、娯楽施設の建設プロジェクトに投じることも可能。
ウェイトローズは、2007年からフェアトレード制度を積極的に活用している。現在、同社販売の砂糖やチョコレート等250のPB商品が認証を得ている。2007年には販売バナナを全てフェアトレード認証製品にした世界初の小売業者となった。
【参照ページ】Waitrose strengthens Fairtrade commitment by extending scheme to 100% of its tea
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