日本コカ・コーラと全国5社のボトリング会社等で構成するコカ・コーラシステムは6月28日、同社の2020年環境目標で重点項目と位置づけていた水資源保護活動で、製品の製造に使用する量と同等量の水を自然に還元する「ウォーター・ニュートラリティ」を、目標の4年前倒しとなる2016年末までに達成したことを明らかにした。環境エンジニアリング会社リンノテックが「ウォーター・ニュートラリティ」の第三者審査を行った。
日本のコカ・コーラシステムでは、2016年実績で、製品1Lを製造するのに平均3.97Lの水を使用。「ウォーター・ニュートラリティ」の実現に向け、水使用量削減(Reduce)、製造過程で使用する水の循環(Recycle)、地域の水資源保護(Replenish)に取り組んできた。水使用量の削減では、過去5年間で工場全体で29%削減。水資源の還元では、製造時に使用する水の一部を工場内で再利用するとともに、最終的な排水でも国の基準とコカ・コーラシステムが定める基準のうち厳しい方を採用し処理した上で下水道や河川に放流してきた。さらに、地域パートナーと協働し、全国工場21ヶ所の水源域で水資源保護活動も実施した
コカ・コーラは、米国を初め、世界各地で「ウォーター・ニュートラリティ」に向けた取組を実施しており、すでに実現した地域も少なくない。今回、日本のコカ・コーラシステムも同じく達成したことで、他の先進的な地域グループに追いついた。
【参照ページ】コカ・コーラシステム 日本国内において「ウォーター・ニュートラリティー」を達成
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