スウェーデン運用大手East Capitalは6月30日、新たにESG投資ファンド「East Capital Sustainable Emerging Markets」を設定した。同ファンドは、新興国上場企業のうちESGスコアの高い銘柄に投資する。
East Capitalは、ストックホルムに本社を置き、今年で創設20周年。ドバイ、香港、ルクセンブルグ、モスクワ、オスロ、タリンにもオフィスがある。運用資産総額は27億ユーロ。
設定されるファンドは、オープンエンド型ファンドで、MSCI Emerging Market Indexをベンチマークとし、それを上回るパフォーマンスを目指す。新興国各地で利用可能な企業のESGスコアを集め、ESGスコアの高い銘柄に投資していく。とりわけ、再生可能エネルギーや他の環境技術に関連する銘柄に着目していく。中国の上海および深圳証券取引のA株や他の新興国取引所の有望銘柄は、MSCI Emerging Market Indexに採用されていなくても投資していく。2017年末に開始される中国での二酸化炭素排出権取引市場での投資も行っていく考え。
同ファンドは、EU指令に基づきEU域内であれば販売可能なUCITSで、機関投資家、個人投資家の双方が購入可能。とりわけ北欧諸国での販売を強化していく。スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、オランダ、イギリス、フランス、ドイツ各国での販売は決定しており、オーストリア、イタリア、スイスは現時点では当局への申請中。
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