米アップルは6月12日、10億米ドルのグリーンボンドを発行した。償還期間は10年。共同主幹事はバンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・チェース。私募再発行のため詳細は公表されていないが、格付はAa1で、利回りは米国債より0.95%から1%高い水準と言われている。
アップル社昨年米国市場最大となる15億米ドルのグリーンボンドを発行しており、今回はそれに続く2回目の発行。今回発行のグリーンボンドの使途は、再生可能エネルギー発電と省エネ分野への投資とともに、同社が近頃発表した「クローズ・ループ」型サプライチェーンの活動資金としても活用される。同社は再生可能エネルギー100%での事業運営を経営方針として掲げており、すでにオレゴン州、ノースカロライナ州、アリゾナ州、カリフォルニア州で太陽光、水力、バイオガス発電のための発電所建設を計画している。
一方、「クローズ・ループ」型サプライチェーンでは、同社製品を全てリサイクル素材のみで製造するという野心的な試み。
【参考】【アメリカ】アップル「2017年環境進捗報告書」発表。製品生産100%リサイクル利用の長期方針発表(2017年5月2日)
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