サステナビリティに焦点を当てたブランドコンサルティング企業米ensoは6月6日、企業や団体のビジョンやミッションへの消費者共感度ランキング「World Value Index」の2017年度結果を発表した。同ランキングは今年が2回目。一般認知度の高い米企業・団体150を対象とした米国市民3,000人からのアンケート結果を基に集計される。3,000人へのアンケートでは、年齢や社会的バックグラウンドなどに配慮して様々な声が反映されるよう設計された。
World Value Index 2017
- グッドウィル(リサイクルショップ)
- Girl Scouts of the USA
- アマゾン
- セーブ・ザ・チルドレン
- グーグル
- WWF(世界自然保護基金)
- YMCA
- マイクロソフト
- Dove
- サブウェイ
ランキングと同時に、消費者層の回答傾向についてもまとめられた。
- 年齢、性別、所得、政治的見解や国際情勢への見方は、ブランドミッションに関する印象や支援の是非を大きく左右する。例えば、タバコのマルボロは一般的に支持率が低いブランドだが、ベビーブーム世代や伝統主義者からは支持が多かった
- 昨年に比べ、NGOへの支持が上昇。リサイクルショップ運営のグッドウィルやGirls Scouts of the USAは、アマゾン、グーグル、マイクロソフトを抑えて1位、2位を占めた
- スターバックスは、政治的見解によるブランドへの印象の差が最も大きく出た。全体では75位だったが、共和党支持者では103位、民主党支持者では18位となった
- ツイッター、ウーバー、スターバックスは、ソーシャルメディアを使いこなすミレニアル世代からの支持が集まった
- 回答者の多くは、ビジネスが社会や環境に良いインパクトを与えられると信じる一方、今のビジネスリーダーが正しい道を進んでいると考える人は41%にとどまった
【参照ページ】Amazon, Google and Dove rank high in 2017 national report on brands that demonstrate world value and purpose beyond profit
【ランキング】the 2017 World Value℠ index
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