国際環境NGOのレインフォレスト・アライアンス(RA)とUTZは6月8日、2017年後半に両者が合併すると発表した。新組織はレインフォレスト・アライアンスの名前を存続させ、気候変動、森林伐採、貧困、農業等、世界中の環境・社会問題に共同して立ち向かう。
現在レインフォレスト・アライアンスとUTZは、各々異なる認証プログラムを運営しているが、新組織は新たな認証を創設する。新認証は現在「RA認証」を運営しているサステイブル・アグリカルチャー・ネットワーク(SAN)の基準とUTZの基準の双方を満たすものに改定され、より強力な認証として誕生する。また、2つの認証の手続きが一つにまとめられることで、認証取得者にとっても申請しやすくなる。新Rainforest Allianceは、引き続きSANのパートナーとして持続可能な農業の拡大を支持する。
新組織のCEOにはUTZのハン・デ・グルート代表が就任。Rainforest Allianceのナイジェル・サイザー代表氏は、Chief Program Officer, Advocacy, Landscapes and Livelihoodsの役職に就く。
レインフォレスト・アライアンスは、米国米国ニューヨークに本部を置くNGO。熱帯雨林の保護のために1987年に設立され、2001年に森林伐採や環境破壊の要因となる乱開発に歯止めをかける取り組みとして、「レインフォレスト・アライアンス認証」を立ち上げた。レインフォレスト・アライアンスは、世界地域の環境保護団体が個別に展開していた認証制度の統一を図るため、サステイブル・アグリカルチャー・ネットワーク(SAN)という組織を立ち上げ、現在は、SANが中心となって「レインフォレスト・アライアンス認証」の運営を管理している。
【参照ページ】THE RAINFOREST ALLIANCE AND UTZ TO MERGE, FORMING A NEW, STRONGER ORGANIZATION
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