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【オーストラリア】外務貿易省とGRI、アジア新興5か国でサステナビリティ報告の普及に向け連携

 サステナビリティ報告国際ガイドライン世界大手GRIとオーストラリア外務貿易省(DFAT)は6月7日、インド太平洋地域で「レポーティングを通じた持続可能な貿易と投資」プログラム(STIR Indo-Pacific)を開始すると発表した。プログラムは、バングラデシュ、インドネシア、フィリピン、スリランカ、ベトナムの5か国を対象とし、社会安定性の向上と貧困の緩和を行う。

 STIR Indo-Pacificプログラムの活動内容は主に2つ。市場での透明性を高めるポリシーの作成・普及と、サステナビリティ報告の普及による透明性の高いサプライチェーンの実現だ。また、GRIは、持続可能な経済・社会発展への貢献を志す各組織とのネットワーク構築も目指す。オーストラリア外務貿易省は、持続可能でインクルーシブな地域の発展を目指し2016年までGRIに資金提供してきた。今回のプログラムは、その成功を踏まえて発展的に誕生した。
DFAT
 サステナビリティ報告は、企業がより長期的な視野でリスクや機会を見極めるツールとなっており、対象地域の持続可能な発展に大きく貢献できると期待されている。GRIは、政策担当者や規制当局に掛け合い、サステナビリティ報告により多くの企業を巻き込むべく活動していく。またGRIは、証券取引所にも働きかけ、サステナビリティ報告を上場基準や推奨事項として採用するよう促していく。同時に、サステナビリティ報告書の直接の作成者なるトップ企業にも働きかけていく予定。

【参照ページ】GRI and Australian government to accelerate investment in the Indo-Pacific

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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