フランクフルト証券取引所などを運営するドイツ取引所は5月23日、ESG投資に関する新たなイニシアチブ「Accelerating Sustainable Finance」を発足し、他の金融機関等に同イニシアチブへの参加を表明する「フランクフルト宣言」を呼びかける活動を開始した。すでに36社・団体がフランクフルト宣言への署名を行った。
フランクフルト宣言は、国連持続可能な開発目標(SDGs)、G20のグリーンファイナンス、ドイツ・ヘッセン州が掲げるグリーンファイナンス・クラスター政策など、ドイツ内外のサステナビリティへの取組を推進することを目標に掲げている。同宣言に署名をした機関は、今後、ESG投資フレームワークや具体的な活動の設定、ESG投資を推進するための商品・サービスの特定、SDGs達成に向けたフランクフルト金融センターの活動内容の特定、PRIや国連グローバル・コンパクト(UNGC)、国連環境計画(UNEP)の金融機関向け持続可能な開発宣言などに沿うコーポレートガバナンスルールの設計と毎年の進捗報告
などを実施していく。
すでにフランクフルト宣言に署名した機関は、ドイツ取引所の他、ドイツ金融大手アリアンツ、コメルツ銀行、欧州銀行大手HSBC、ING、ソシエテ・ジェネラル、SEB、トリオドス銀行、監査法人大手PwC、ESG評価機関大手サステナリティクス、South Pole Groupや、CDP、CBI(気候債券イニシアチブ)、国際環境NGOのWWF(世界自然保護基金)など。
【参照ページ】Sustainable Finance Initiative launched to good reception
【宣言】フランクフルト宣言
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