飲料世界大手ペプシコは5月17日、プラスチック・パッケージのリサイクル等を推進する国際イニシアチブ「ニュー・プラスチック・エコノミー」にコアメンバーとして参画すると発表した。「ニュー・プラスチック・エコノミー」は、英国のエレン・マッカーサー財団が主導している活動。企業、政府、NGO、学者、市民が一体となって、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の考え方に従って、プラスチック・パッケージを循環可能なものにしていく取組を推進している。
ペプシコは以前から、2025年までに全てのプラスチック・パッケージを生分解可能またはリサイクル可能な素材に変えるという目標を掲げており、今回の「ニュー・プラスチック・エコノミー」コアメンバーへの参画はその取組の一環。イニシアチブの中で他社と知見を共有することで、目標の実現を目指す。
同社は、「ニュー・プラスチック・エコノミー」コアメンバーへの参画以外でも、
- 2017年3月から、バイオテクノロジー企業の米Danimer Scientificと生分解可能な樹脂フィルム素材の開発で協力
- ペプシコ財団を通じて、包括的なリサイクル支援基金Closed Loop Fundを設立し、1億米ドルを投入。路上ゴミのリサイクル等も含め米国のリサイクル率を向上
- ペプシコ・リサイクリング・イニシアチブでは、米国の義務教育課程、大学、地域社会と協力し、リサイクル率向上のためのプログラムや啓蒙活動を実施。2010年より、4,000校以上とパートナーシップを結び空き缶や空きボトル9,300万をリサイクル。同校に対して合計100万米ドルをインセンティブと支給。
などの活動を実施している。
【参照ページ】PepsiCo joins New Plastics Economy Initiative as Core Partner
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