アサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリービールの4社は5月16日、北海道の釧路・根室地区の一部で、会社の枠を越えた共同物流を行うことで合意したと発表した。国内で深刻化しつつあるドライバー不足と、二酸化炭素排出量の削減に対応する。
今回の取組は、札幌市近郊にある製造・物量拠点から釧路・根室地区の一部に長距離トラックを輸送する際に、トラック単位(目安10t超未満)に満たない荷物については、一度JR札幌貨物ターミナル駅構内の日本通運の倉庫に荷物を集積し、配送先毎に各社の荷物をまとめて配送する。運転手段は、鉄道とトラックを活用。2017年9月からの導入を予定している。
4社の試算によると、この取組により、4社合計で二酸化炭素排出量が年間約330t削減できる。これは従来よりも約28%削減できる計算。長距離トラックの運行車数も年間で約800台削減できるため、ドライバー不足への緩和策ともなる。
【参照】アサヒビール社、キリンビール社、サッポロビール社、サントリービール社による北海道(道東エリアの一部)における共同物流の開始について
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら