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【国際】世界風力会議(GWEC)、2016年年間報告書公表。昨年の新規導入量は54GW

 風力発電の国際的業界団体である世界風力会議(GWEC)は4月25日、2016年度の年間報告書「Global Wind Report」を発表した。2016年に新たに設置された風力発電設備容量は54.6GW。累積設備容量は昨年から12.6%増加し、486.8GWとなった。

 2016年の新規導入設備容量が多かった国は、1位中国(23.4GW)、2位米国(8.2GW)、3位ドイツ(5.4GW)、4位インド(3.6GW)、5位ブラジル(2.0GW)、6位フランス(1.6GW)、7位トルコ(1.4GW)、8位オランダ(0.9GW)、9位英国(0.7GW)、10位カナダ(0.7GW)。

 また、2016年末の累積設備容量は多い順に、1位中国(168.7GW)、2位米国(82.2GW)、3位ドイツ(50.0GW)、4位インド(28.7GW)、5位スペイン(23.1GW)、6位英国(14.5GW)、7位フランス(12.1GW)、8位カナダ(11.9GW)、9位ブラジル(10.7GW)、10イタリア(9.3GW)。

 発電量に占める風力発電割合も各国で伸びており、トップはデンマークの40%。次いでウルグアイとポルトガルが20%以上。スペインとキプロスが約20%。ドイツが16%。中国、アメリカ、カナダでも5%近くが風力発電となった。

 GWECの予測では、2017年の新規導入設置容量は約60GWとなる見込みで、2021年には75GWまで増加する。2021年時点での累積容量は800GWに達する。成長を牽引していくのは中国とインドと北米。過去風力発電をリードしてきた欧州でも、洋上風力発電のコストが大きく下がる中、さらなる拡大にとって追い風となっている。

 南米では、政情不安と経済低迷によりブラジルでは新規導入が低迷しているが、一方ウルグアイ、チリ、アルゼンチンでは増加してきている。アフリカでは、ケニヤや南アフリカ、モロッコといった国で特に成長が期待される。

【参照ページ】Strong Outlook for Wind Power
【報告書】Global Wind Report 2016

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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