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用語集

エコファンド

 エコファンドとは、ESG投資や社会的責任投資(SRI)の一つで、特定の環境テーマに関連する銘柄のみを選定して投資するファンドのことです。ESG投資の中でも「サステナビリティテーマ投資」分野に属します。日本では1999年に発売された「日興エコファンド」が第1号エコファンドとなりました。エコファンドは日本で生まれた和製英語で、海外ではエコファンドという言葉はほぼ存在していません。

背景

 日本で生まれたエコファンドは、1990年代始めに欧米で環境意識が高まったことにより誕生した「グリーンファンド」と同様の流れを有しています。このエコファンドやグリーンファンドは、環境への意識が高い個人投資家向けにマーケティングされ、売り出されたということができます。事業会社も、エコファンドに採用されることで、環境に対する配慮をしているという「エコ・ブランド」を作ることに一役買いました。

日本におけるエコファンド

 日本第1号となった日興エコファンドは、1999年8月20日の設定以降4ヶ月で1,000億円もの投資が集まりました。当時、購入者の99%が個人投資家で、個人の購入額の平均は一人約300万円で新しく投資を始めた人が大半を占めていました。海外のグリーンファンドの事例では、同規模の投資額に成るまで、米国KLDファンドは10年、英国ジュピターファンドは7年かかり、日興エコファンドが大きなセンセーショナルとなった様子がよくわかります。

 その後も日本では、同年9月30日に安田火災グローバル投信投資顧問(現・損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント)が「安田火災グリーン・オープン(ぶなの森)」を設定。10月22日に興銀第一ライフ・アセットマネジメント(現・アセットマネジメントOne)が「エコファンド」を設定。10月29日にUBSグローバル・アセット・マネジメント(現・UBSアセット・マネジメント)が「UBS日本株式エコ・ファンド(エコ博士)」を設定。2011年までの3年間で各社がエコファンド市場に参入するという状況となりました。

エコファンドの課題

 しかし、一世を風靡したエコファンドも、それ以降は下火になっていきます。その背景には、初期に誕生したエコファンドの投資パフォーマンスが良くなく、「エコファンドは、環境面には配慮しているが、投資リターンは小さい」という認識が、市場関係者や社会の間で定着していってしまったことにありました。エコファンドブームの後には、環境だけでなく社会的なテーマにも投資をする「SRIファンド」が乱立しましたが、同様に「儲からない」という考え方が根付いてしまいました。日本では今でも、環境・社会と経済は両立しないという認識が強くありますが、一端にはエコファンドやSRIファンドが「ボランティア投資」とも呼ばれてしまった経緯にも原因があると言えます。

 このようなこともあり、最近ではエコファンドという言葉はあまり使われなくなっており、むしろ最近では新たに「ESG投資」と呼ばれるようになりました。昨今の「ESG投資」では、社会・環境インパクトと投資リターンを同時に追求する、さらには社会・環境インパクトを考慮したほうが投資リターンは大きくなるという考え方が生まれており、以前のエコファンドとは受け取り方が異なってきています。

参考サイト

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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