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【アメリカ】GAP、2021年までに綿を100%持続可能な調達に。ベター・コットン・イニシアチブと協働

 アパレル世界大手GAPは4月20日、GAPブランドで販売する商品の綿調達を、2021年までに全て持続可能な調達に切り替えると宣言した。同時にAthletaブランドで販売する商品の綿調達でも、2020年までに綿を含めた製品素材全体での持続可能な調達の割合を80%まで引き上げる。綿の持続可能な調達では、同分野での国際NGO「ベター・コットン・イニシアチブ(BCI)」と協働する。

 BCIは、世界中の綿製品を持続可能なものにしていくため、世界中の綿花農家と協力し、環境保護とともに綿花農家の生産改善を行っている。GAPはすでに2017年の春製品向けに172kgのBCI認証コットンを調達。今回の宣言ではさらに取組のステージを上げ、米国産コットン、リサイクル・コットン、オーガニック・コットンを併せ、GAPブランド製品を2021年までに全て持続可能なコットンに切り替えていく。

 GAPはAthlenaブランドでも、過去2年間、リサイクル合成繊維やオーガニックコットンの調達量を増やしてきた。2016年には、リサイクル・ポリエステルの利用でペットボトル約700万本分に相当するプラスチックの削減に貢献した。2020年までに持続可能な素材割合を80%にするという目標達成に向け、サプライヤーとの連携をさらに深めていく。また、Atheletaブランドでは、染色や仕上工程での水使用量の削減も目指す。その他、繊維業界で働く女性の地位向上や、店舗、本社での廃棄物削減にも努める。

 GAPは、同社のサステナビリティ・イニシアチブとして「GAP for Good」を展開しており、持続可能な調達割合の向上もその一環。調達以外では、2020年までに二酸化炭素排出量を2015年比で半減、米国国内での廃棄物量を80%削減、スキル開発プログラム「P.A.C.E.(Personal Advancement & Career Enhancement」の展開を通じた女性の地位向上などに取り組んでいる。サプライヤーに対しても、水使用量削減を要望しており、2014年から合計7憶5000万5の水使用量が削減された。同社の他の展開ブランドであるOld NabやBanana Republicでも、持続可能な調達割合を上げていく。

【参照ページ】GAP AND ATHLETA ANNOUNCE BOLD GOALS TO ACCELERATE THE USE OF SUSTAINABLE FIBERS IN APPAREL WITHIN THE NEXT FIVE YEARS

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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