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【国際】カーギルとCARE、3年間の提携継続を発表。未開発地域でのコミュニティ開発を実施

 食品世界大手米カーギルは3月9日、国際人権NGOのCAREとの協働プロジェクトに対し2020年までに700万米ドル(約7.8億円)を投じることを発表した。カーギルとCAREの協働関係は過去50年以上の歴史があり、2008年からはカーギルがCAREに対して資金を提供するプロジェクトを実施し、すでに1,800万米ドル(約20億円)が拠出された。カーギルとCAREは協働関係を今後3年間継続する契約を交わし、世界の未開発地域で100万人に対して生活環境改善に取り組む。主に女性が対象となる。

 協働プロジェクトは主に、中米、アフリカ、アジア地域で展開。今後3年間では、農家の生産性向上、農家の市場アクセス改善、食糧や栄養安全保障の改善、コミュニティ・ガバナンスと教育環境改善を注力領域とする。

 カーギルとCAREが協働しているプロジェクトには、中米で農家の生産性改善やコミュニティ開発を行う「Nourishing the Futureプロジェクト」、西アフリカでカカオ農家と家族のトレーニングや事業融資を行う「Cargill Cocoa Promiseプロジェクト」、インドのマディヤ・プラデーシュ州やオリッサ州で栄養教育や農家トレーニングを行うプロジェクトなどがある。すでに30万人がプロジェクトによって支援されている。

 今後の活動プロジェクトとしては、中米では、対象コミュニティを現在の66から80に広げ、学校を活用したコミュニティ活性化、栄養改善を行う。また、インドネシアでは、バンテン州と南スラウェシ州を中心に、水、衛生、栄養教育を中心としたプロジェクトを展開する。インドネシアでは、経済発展により取得中位国となったが、5歳以下の子供の発育障害率が38%と非常に高く、清潔な生活環境の実現と栄養改善が喫緊の課題となっている。

【参考サイト】CARE and Cargill renew partnership to improve 1 million lives by 2020

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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