米国環境保護庁(EPA)、国際環境NGO気候・エネルギー・ソリューションズ・センター(C2ES)、国際環境NGO気候レジストリーは3月9日、共同で気候変動対策に優れた米国企業を表彰する「気候リーダーシップ賞(CLA)」の受賞企業を発表した。同賞は2012年から毎年優秀企業を表彰しており今回が6回目。
気候リーダーシップ賞は、自社およびサプライチェーンでの温室効果ガス削減実績が高い大企業を表彰する。同賞は企業の自主応募型の表彰制度で、米国内で事業展開をしていれば応募可能となる。応募するには、温室効果ガス排出量の絶対量ベースの削減目標を設定している必要があり、削減目標は年間で1.8%以上(例えば、5年後の削減目標設定では9.0%)としなければならない。削減への取組は、2014年1月1日から2016年9月26日までの実績が対象となり、その後も取組を継続していることも求められる。応募企業の選択により、さらに1年前の2013年1月1日から2016年9月26日までの実績をもとに応募することもできる。表彰は、予算規模が年間1億米ドルの大企業のみが対象となる「組織リーダーシップ賞」「個人リーダーシップ賞」「サプライチェーン・リーダーシップ賞」「温室効果ガス管理優秀賞(目標達成の部)」「温室効果ガス管理優秀賞(目標設定の部)」の5部門と、全企業が対象となる「イノベーション・パートナーシップ賞」で構成されている。
受賞者
組織リーダーシップ賞
- ダラス・フォートワース国際空港
- ゴールドマン・サックス・グループ
- IBM
- ロッキード・マーチン・グループ
- P&G
個人リーダーシップ賞
- カリフォルニア州下院・Eduardo Garcia州下院議員
- ジョージア州アトランタ市・Jairo Garcia気候政策・再生可能局長
- ジェットブルー・エアウェイズ・Sophia Mendelsohnサステナビリティ部門長
サプライチェーン・リーダーシップ賞
- Clif Bar & Company
- 米国郵便公社(USPS)
温室効果ガス管理優秀賞(目標達成の部)
- バンク・オブ・アメリカ
- ゴールドマン・サックス・グループ
温室効果ガス管理優秀賞(目標設定の部)
イノベーション・パートナーシップ賞
- Atlanta Better Buildings Challenge
- San Mateo County Regionally Integrated Climate Action Planning Suite(RICAPS)Initiative
【参照ページ】2017 Climate Leadership Award Winners
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