IWBI(International WELL Building Institute)は3月6日、中国のビルディング認証機関であるGIGAとの業務提携を発表した。ビルディング認証では、従来、建物の環境性能を評価するLEEDなどのグリーンビルディング認証が主流であったが、近年、居住者や働く人の健康面を評価する認証への関心が高まっている。IWEIは、オフィス運用の健康面を評価する「WELL認証」を運営している。一方GIGAは、同じくビルディングの健康面を評価する「RESET認証」を中国で実施している認証機関。両者は「WELL認証」と「RESET認証」の連携を深めていく。
IWBIが運営するWELL認証は、日常のオフィス利用、業務、学習において、健康や幸福感に影響を与える建物のハード面、ソフト面の機能を評価している。評価項目には、室内空間における、空気、水、栄養、光、フィットネス、快適性、心の7分野、計102項目がある。102項目は、必須項目41と追加評価項目61に分かれており、必須41項目を満たすとシルバー、加えて追加評価項目40%を満たすとゴールド、80%を満たすとプラチナ、の3段階の認証ランクが設定されている。
RESET認証は、健康と幸福感のためのリアルタイムデータ測定に焦点を当てており、技術活用を重視した建築基準と認証プログラム。リアルタイムデータ測定ではIEQセンサーが用いられ、室内空間に関する多くのデータを保有している。RESET認証はすでに数百社で取得されており、不動産投資でも活かされている。
【参照ページ】WELL and RESET to Align Building Standards
【認証】WELL
【認証】RESET
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