米アップルは3月8日、同社に電子部品を納品しているイビデンが再生可能エネルギー100%で事業運営を行う決意をしたことを明らかにした。アップルによると、再生可能エネルギー100%の事業運営を決意したアップルの日本サプライヤーは、イビデンが初。イビデンはアップル製品向けの集積回路や電子部品チップを製造している。
アップルは、化石燃料から再生可能エネルギーへのエネルギー転換を強く推進しており、同社自身もすでに23ヶ国では再生可能エネルギー100%での事業運営を実現、世界全体でも事業運営の93%以上を再生可能エネルギー電力で賄っている。同社は、同社に部品等を納品するサプライヤーに対しても同様に再生可能エネルギー100%での事業運営を要望してきており、イビデンもそれに応じた形だ。アップルと同社サプライヤーは2018年末までにアップル製品の生産のため年間で25億kwhの発電を行うことを予定している。
イビデンは、再生可能エネルギー100%事業運営を実現するため、再生可能エネルギー発電所20ヶ所以上に投資を行う。日本で最大級となる水上浮体式太陽光発電にも投資する予定。これによりイビデンは、アップル製品向け生産を賄うのに必要な電力量より多い12MWの発電設備容量を確保する。
【参照ページ】Apple takes supplier clean energy program to Japan
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