自然資本分野における国際基準作りを進める自然資本連合(NCC)は2月21日、「自然資本プロトコル」の日本語版を発行した。自然資本プロトコルは英語版が2016年7月13日に発行され、英語以外での言語で発行されたのは日本語が初。
【参考】自然資本連合(NCC)、ついに「自然資本プロトコル」初版を発行(2016年8月1日)
【参考】「自然資本プロトコルは有用」パイロットプログラム参加企業が報告(2016年8月9日)
自然資本とは、企業活動や社会生活に不可欠な水、土壌、鉱物、大気、動植物や、それら全体としての生態系や生物多様性などを指す。自然資本プロトコルは、この自然資本の概念を経営に取り入れるための手法を体系的に整理したもの。プロトコルの作成に参加した企業からは、「自然資本分野におけるステークホルダーとのエンゲージメントや対話を自信を持って行えるようになった」などのコメントが得られている。
日本語版の作成には、KPMGあずさサステナビリティ、三菱商事、国連の地球環境ファシリティが資金を出し、国際環境NGOのコンサベーション・インターナショナル・ジャパンとKPMGあずさサステナビリティが監修を担当した。
【参照ページ】自然資本プロトコル日本語版 発表! – Japanese Translation of the Natural Capital Protocol
【プロトコル】自然資本プロトコル日本語版
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