宿泊予約世界大手オランダのBooking.comは2月6日、持続可能な観光(サステナブル・ツーリズム)の推進を目的とする起業家支援プログラム「Booking.com Booster」を立ち上げたと発表した。
対象テーマは、環境保護、文化・歴史保護、地域経済とコミュニティ発展の3分野。プログラムへの応募は国籍問わず誰でも可能。応募チームの中から約10社のチームが選ばれ、今年6月にアムステルダムで開催される3週間のイベントに招待される。イベントでは、各チームから2名ずつが参加可能で、ワークショップ、講義、業界エキスパートからのコーチングなどを通じ旅行ビジネス計画を練り上げていき、最終的に審査員を前にプレゼンテーションを行う。優秀チームには、最大で538,000ユーロ(約6,400万円)の賞金が授与される。また優れたアイデアを出したチームには、イベント後も半年から9ヶ月間、同社やスポンサー企業の専門家から週1回のメンターサービスが受けられる。
同社はすでに従業員が観光地に赴き、環境保護、文化歴史保護、コミュニティ発展等のプロジェクトに携わえるボランティアプログラム「Booking.com Cares」を手がけており、今回の起業家支援プログラムもその一環。同社は、魅力的な観光地が将来に渡り観光資源として永続できることを同社の顧客である旅行者にとって重要だと捉えており、観光地や地域社会の保護、発展に力を入れている。
【参照ページ】Booking.com Launches Accelerator Program for Startups in Sustainable Tourism
【プログラム】Booking.com Booster
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら