米貨物運送大手UPSは2月7日、自社の8事業所以上で施設内に太陽光発電パネルを設置し、自社での太陽光発電を大幅に増強する。投資規模は約1,800万米ドル(約20億円)。設置するパネル数は約26,000枚で、設備容量は10MW。工事は2017年末までに完了する見込み。
UPSは。2004年に太陽光発電への投資を開始し、初めに設置したカリフォルニア州パームスプリングの施設では、当時設置した太陽光発電所が現在も稼働中。その後、太陽光発電設備はニュージャージ州のレイクウッド、パーシッパニー、セコーカスの施設にも設置された。UPSは世界中に合計2580の施設を保有しているが、今後数年間かけて再生可能エネルギーへの更なる転換を図っていく。
また、UPSは太陽光発電だけでなく、代替燃料への切り替えにも多く投資を行っている。同社は2009年以来、代替燃料や先進技術を搭載した自動車、燃料ステーション所等に7億5,000万米ドルを投じてきた。現在UPSは、世界中で従来型の自転車から電動アシスト自転車、電気自動車、ハイブリッド自動車、プロパンガス自動車、バイオ燃料自動車など、様々なタイプの車両8,100台でオペレーションを実験する「Rolling Lab」という取組を実施しており、最適な車両配置を検討中。
今回発表した太陽光パネル設置では、設置事業者の事業電力の半分は太陽光発電で調達できるようになる。同社は今後、パネルの設計エンジニアや建設エンジニアを雇用し、太陽光発電パネルの事業所内敷設を加速させていく考えだ。
【参照ページ】UPS Invests $18 Million In On-Site Solar
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