消費財大手米SCジョンソンは2月6日、国際環境NGOコンサーベーション・インターナショナル(CI)のアマゾン熱帯雨林保護プロジェクトを支援するための新たなプログラム「Acre-for-Acreマッチング・チャレンジ」を発表した。
このプログラムは、市民がコンサーベーション・インターナショナル(CI)が展開するアマゾン熱帯雨林保護プロジェクトに寄付する度に、同額の資金をSCジョンソンからコンサーベーション・インターナショナル(CI)に寄付するというもの。コンサーベーション・インターナショナル(CI)は、1エーカー(約4,000m2)の熱帯雨林を保護するのに25米ドルが必要としており、SCジョンソンは寄付が5,000エーカーに達する、すなわち125,000米ドル(約14億円)になるまでこのマッチングプログラムを継続する。
さらにSCジョンソンは、コンサーベーション・インターナショナル(CI)が熱帯雨林の大切さを知ってもらうために製作した動画「Under the Canopy」のサポートも実施する。この動画は、VR(仮想現実)技術を用いた360℃映像動画で、実際に熱帯雨林の中にいるような体験ができる。この動画を通じて、熱帯雨林の森林資源が水資源や気候変動に対して果たしている役割を学ぶことができる。
同社は消費財メーカーとして、紙やパーム油など森林資源の調達を行っている。2020年までに森林伐採をゼロにすることを宣言しており、世界最大の消費財業界団体「CGF(The Consumer Goods Forum)」が制定した「Pulp、Paper and Packaging Guidelines」を全て遵守している。コンサーベーション・インターナショナル(CI)との協働も長く、自然保護分野で地域社会とのエンゲージメントを実施。1990年代には、ブラジルのカーティンガ地区の2つの保護区プログラムにも参加してきた。今日では、ブラジル・マナウスにある製造拠点を含む同社の拠点3分の1では埋立廃棄物排出がゼロとなっている。
【参照ページ】SC Johnson Launches Acre-for-Acre Match to Protect Amazon Rainforest
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