国際環境NGOのAs You Sow、ESG投資運用会社Boston Common Asset Management、運用会社の環境ネットワークInvestor Environmental Health Network(IEHN)は12月14日、水圧破砕を用いた石油、天然ガス採掘を行っている米国上場企業に対し独自にESG(環境・社会・ガバナンス)評価を行った報告書「Disclosing the Facts 2016」を発表。28社のランキング「水圧破砕スコアカード」を公表した。
水圧破砕スコアカードの発表は2013年から実施されており、今回が4回目。今年のスコアカードでは、企業の報告書やホームページでの公開情報を基に、(1)有害物質、(2)水と廃棄物マネジメント、(3)大気廃棄物、(4)コミュニティ・インパクト、(5)マネジメント説明責任の5分野43項目を評価した。
ランキング・トップ5 (括弧内はスコア)
- BHP BILLITON(40)
- NOBLE ENERGY(35)
- APACHE CORP.(29)
- HESS CORP.(27)
- RANGE RESOURCES CORP.(27)
- SOUTHWESTERN ENERGY(27)
トップはBHPビリトンで、43点満点中40点を獲得。昨年の32点から大幅にスコアを伸ばした。それ以外にも10社は昨年から大きな改善が見られた。一方、スコアが20点未満の企業は17社と大半で、情報開示に大きな課題があることもわかった。
【参照ページ】FRACKING SCORECARD: EVEN WITH INDUSTRY DOWNTURN, IMPROVEMENT SEEN IN RISK REPORTING, BUT FAILING MARKS STILL DOMINATE
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