消費財世界大手ユニリーバは12月15日、同社の紅茶のサプライチェーンの分野で、女性地位向上分野の国連機関UN Womenと連携することを発表した。両者は協働でプログラム「Intervention Programme to inform the development of a Global Framework on Women’s Safety」を実施し、2017年から2019年まで女性や少女を社会的、経済的、政治的に援助する取組を実施する。この活動では、UN Women、他の国連機関、政府、女性活動団体などと連携しながら、女性の安全に関する国際フレームワークを共同開発する。そしてそのフレームワークをユニリーバの紅茶事業運営に適用していくとともに、適用範囲を順次同社のサプライチェーンに拡大していく。
ユニリーバとUN Womenが開発する国際フレームワークは、2017年から2019の間に、両者からのナレッジ、ツール、グッドプラクティス共有などの形で公表されていく。また国際フレームワークの導入は、ユニリーバがケニアで展開している「Women’s Safety Programme」や、UN Womenが展開しているプログラム「Safe Cities and Safe Public Spaces」や「Prevention and Essential Services to End Violence against Violence against Women and Girls」の中でも活用されていく。
ユニリーバは、今回の取組を通じて、同社が掲げている中期的サステナビリティ戦略「Sustainable Living Plan」や女性500万人に雇用機会を創出するというコミットメントに大きく寄与していけると考えている。また国連持続可能な開発目標(SDGs)の目標5「ジェンダー平等を実現しよう」にも寄与するとしている。
【参照ページ】Unilever and UN Women announce a global partnership to improve women’s safety in the tea industry
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら