大手電子機器企業が加盟する電子業界のサステナビリティ向上イニシアチブEICC(電子業界行動規範)と紛争鉱物に関する国際ガイドラインを制定しているCFSI(Conflict-Free Sourcing Initiative)は11月15日、責任ある原料調達に関する新たなイニシアチブ「責任ある原材料イニシアチブ(RRMI)」を共同で発足したと発表した。RRMIは、原材料の採掘や加工がもたらす社会や環境へのインパクトに対応することを目的とし、これまでCFSIが対象としてきたスズ、タングステン、タンタル、金(3TG)以外の鉱物分野も対象とし、活動を展開してく。
RRMIは今後、OECDの多国籍企業ガイドラインや国連のビジネスと人権に関する指導原則などの国際ガイドラインを参考にしつつ、EICCとCFSIが共同スポンサーとなるワーキンググールを設置。鉱業や金属業の幅広いサプライチェーンを対象領域とし、社会と環境への改善につながる提案や勧告を策定していく。RRMIには、EICCまたはCFSIに参加している企業であれば、RRMIの支援表明書に署名することで参画できる。近い将来には、EICCやCFSIに参加していない企業にも参画を募っていく予定。EICCとCFSIは、RRMIを、政府、市民セクター、産業界など全体を巻き込む活動プラットフォームとしていく考えだ。
【参考ページ】New Initiative Aims to Advance Responsible Sourcing of Raw Materials in Technology Supply Chains
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