※本シンポジウム分科会には、Sustainable Japan運営、株式会社ニューラル代表取締役 夫馬賢治も登壇します。
歴史的な「パリ協定」の合意から1年。世界はどう変わった?どう変える?
近年、観測史上最高気温の記録を更新し続けており、極端な気候災害が世界各地で増え、日本でも大きな被害がでています。危険な温暖化を防ぐため、2015年12月、国連会議COP21で、世界の温室効果ガス排出量を実質ゼロにすることをめざすパリ協定が合意されました。
これによって、化石燃料の時代が終わり、自然エネルギー100%の時代へと、世界が大きく変わることになりました。このパリ協定には米中を始めすでに多くの国が正式に参加しており、自然エネルギー100%をめざす国、地域、企業も増えてきています。
では、パリ協定を「実行」していくために、日本政府、地域社会、ビジネス、市民は、どうすべきでしょうか?このシンポジウムでは、最前線で活躍する専門家、各界のトップリーダーとともに世界と日本の今を共有し、議論を深めます。
温暖化防止活動のリーダー、温暖化・エネルギーに関わる行政や企業のスタッフ、研究者や学生はもちろん、この問題に関心がある市民の方まで、時代の方向性を知り、リーダーとつながり、元気が増すシンポジウムです。ぜひご参加ください!
日程:2016年12月3日(土)、4日(日)
会場:12月3日(土)同志社大学今出川キャンパス 良心館
12月4日(日)同志社大学烏丸キャンパス 志高館
参加費:会員無料、一般:1,000円 / 学生:500円
お申し込み:https://goo.gl/b2YKxt
▼プログラム(予定)
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┃◆1日目:12月3日(土)13:30~17:45
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1日目は、全体会です。
基調講演「パリ協定時代の世界と市民」
Wael Hmaidan(Climate Action Network International代表)
トークセッション「パリ協定を実現するための社会のルール」
高村ゆかりさん(名古屋大学大学院教授)
山岸尚之さん(WWFジャパン)
平田仁子(気候ネットワーク)
ディスカッション「脱炭素社会を実現する市民・地域」
パネリスト:豊岡和美さん(徳島地域エネルギー)
海南友子さん(ドキュメンタリー映画監督)
原亮弘さん(おひさま進歩エネルギー)
コメント:新川達郎さん(同志社大学)
コーディネーター:田浦健朗(気候ネットワーク)
<ディナーパーティ 18:30-20:30頃>
京都議定書誕生の地で、全国各地から集まった各界のトップリーダーたちとお酒や食事を楽しみながら語り合いましょう。11月4日に発効することが決まったパリ協定。今年のシンポジウムの夕食会は「パリ協定発効記念パーティ」も兼ねての開催です!
参加費:4,000円【要事事前申込】
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┃◆2日目:12月4日(日)9:30~16:30
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2日目は分科会にわかれてそれぞれの重要テーマを深めます。
さあ、クライメート・アクションの「最前線」へようこそ!
▼分科会1:12月4日(日)09:30~12:00
<脱石炭分科会>
各地で進む石炭火力発電所の建設計画。地域では、どのように捉えられているのでしょうか。世界の動向と逆行する日本の現状に揺れる地域の人々の声を共有し、課題解決へ向けて議論をします。
スピーカー:
長谷川公一さん(東北大学教授/仙台港の石炭火力発電所建設を考える会共同代表)ほか
<パワーシフト交流会>
エネルギーを選んで未来をかえよう!
~パワーシフトキャンペーン交流会~
4月から始まった電力小売り自由化をきっかけに環境の視点で電力を選ぶパワーシフトキャンペーンが全国に広がりを見せている。各地でパワーシフトに取り組む市民・団体、自治体、事業者、企業などが集まり、お互いの取組内容や今後の方向性について共有・検討する。
スピーカー:吉田明子さん(FoE Japan)、ほか
<国際動向分科会(企画協力:CAN-Japan)>
パリ協定発効!パリ協定が変える世界
~政策、COP22、ビジネス、市民~
パリ協定に合意したCOP21から1年。COP22マラケシュ会議では、パリ協定の具体的なルールについて交渉が行われます。日本政府代表団の交渉官や、京都議定書が誕生する前から気候変動交渉をフォローする専門家が語るパリ協定の最新情報をもとに、世界や日本の温暖化対策の未来を考えます。
スピーカー:環境省(依頼予定)、山岸尚之さん(WWFジャパン)、ほか
▼分科会2:12月4日(日)13:00~15:30
<金融分科会(企画協力:350.org)>
世界が脱炭素化に向けて急速に動き出す中、今後のCO2排出規制強化により化石燃料を使用できなくなるリスク(座礁資産リスク)を懸念して、特に石炭を中心とした化石燃料関連事業に対する投融資を引き揚げるダイベストメント(投資撤退)が広がりを見せています。日本は未だこうした動きは見られませんが、世界の動きを知り、日本の金融業界がどう動くべきか、そして私たちが市民としてどんな行動ができるかを考えていきたいと思います。
スピーカー:
夫馬賢治さん(株式会社ニューラル/Sustainable Japan)
古野真さん(350.org)
可児卓馬さん(公益財団法人 京都地域創造基金 事務局長)
<脱原発・温暖化防止分科会(企画協力:コンシューマーズ京都)>
「脱原発とエネルギーシフトで脱炭素社会を(仮)」
原子力発電の危険性、不経済性は計り知れないものがあり、地球温暖化対策としても不適切な手段です。この分科会では、エネルギー政策における原子力の位置付けの矛盾や非現実的性、また財政的にも無理な仕組みによって原子力が支えられてきたこと等を共有し、脱原子力とエネルギーシフトをすすめるためには、どのようなエネルギー政策が望ましいかについて議論し、パリ協定発効後の社会・エネルギーについて展望します。
スピーカー:金森絵里さん(立命館大学)
企画・コーディネート:原強さん(コンシューマーズ京都)
<SDGs分科会(企画協力:動く→動かす)>
2015年9月、190を越える国が、今後15年かけて極度の貧困、不平等・不正義をなくし、地球環境を次世代につなげていくための「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)」を採択しました。SDGsには、気候変動を含む17の目標と169のターゲットに全世界が取り組む壮大なチャレンジです。『誰も取り残されない』世界の実現を目指し、様々なセクターの連携が求められる中、私たちが具体的に何をしていけばいいのか考えていきたいと思います。
スピーカー:
長島美紀さん(動く→動かすアドバイザー/マラリアノーモアジャパン)
関澤春佳さん(動く→動かすコミュニケーション コーディネーター)
栗田佳典さん(テラ・ルネッサンス)
ほか
クロージングセッション 15:45~16:30
主催:特定非営利活動法人気候ネットワーク
共催:同志社大学ソーシャル・ウェルネス研究センター
このシンポジウムは、平成28年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催します。
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