米飲料大手のコカ・コーラは2月11日、同社の慈善活動を手がけるコカ・コーラ財団を通じた2015年の寄付総額は8450万米ドルに上ったと発表した。70以上の国と地域、約300の組織に対して寄付が行われ、その95%がコカ・コーラのサステナビリティ戦略において最優先課題となっている女性、水、ウェルビーイングの分野の活動に充てられた。
2015年、コカ・コーラ財団は女性支援の活動に約550万米ドルを、水資源・環境保全の活動に2650万米ドルを、そして教育や若年層のスキル開発、HIV・AIDS対策などのコミュニティ活動に4800万米ドルをそれぞれ寄付した。また、その他にもコミュニティ改善や芸術・文化、人道支援や災害支援などに430万米ドルを寄付し、合計の寄付総額は8500万米ドル近くにまで到達した。
コカ・コーラのCSO(最高サステナビリティ責任者)を務めるBea Perez氏は「1984年以降、コカ・コーラ財団は200以上の国のコミュニティに対して総額8億2000万米ドル以上を寄付してきた。財団は設立から32年目を迎えており、我々は多様なプロジェクトを支援し、コミュニティや環境に変化をもたらしていることを誇りに思う」と語った。
コカ・コーラ社、サステナビリティを事業戦略の核に据え、同社の事業の根幹にある水問題の解決に向けた取り組みを肇として、CO2排出削減や労働環境の改善、コミュニティ投資など幅広いサステナビリティ活動に注力している。既に南米やアフリカ大陸も含めて世界中の国と地域に顧客を抱えている同社にとって、地球のサステナビリティは事業の存続とイコールとなりつつある。同社が展開するこれらの幅広いサステナビリティ支援活動は長期的な事業の成功のための重要な投資でもあるのだ。
【参照リリース】The Coca-Cola Foundation Gives Back $84.5 Million in 2015 to Benefit Nearly 300 Organizations
【企業サイト】Coca-Cola
(※写真提供:TTphoto / Shutterstock.com)
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