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【香港】上場企業商会「2015年コーポレートガバナンス賞」、5社が表彰。

HK

 香港上場企業商会は12月9日、「2015年香港コーポレートガバナンス卓越賞」を発表した。香港上場企業商会は、香港証券取引所に上場する企業が任意加盟する民間団体。2007年から毎年この時期に同賞の表彰を行っており、今年は9回目にあたる。同時に「持続可能な発展卓越賞」の発表も実施された。

 2015年の受賞企業は、
・コーポレートガバナンつ卓越賞
  ハンセン指数(香港上場企業50銘柄で構成)部門
   「中国人寿保険」「中国工商銀行」
  ハンセン総合指数(香港上場企業200銘柄で構成)部門
   「中国信達資産管理」「海通国際証券グループ」「嘉里物流ネットワーク」
・持続可能な発展卓越賞
   「恒隆地産株式会社」「偉易達グループ」

 コーポレートガバナンス卓越賞の評価基準は7項目で構成されており、コーレポートガバナンス体制や社内文化、少数株主保護、ステークホルダーとの健全な関係構築や道徳、経済、社会、環境、人文価値の尊重、各ステークホルダーを代表する取締役の任命、財務及び非財務情報の開示、内部監査・内部通報体制、経営陣の評価・報酬体制などが含まれている。この評価基準は、日本で昨年制定されたコーポレート・ガバナンスコートに非常に近い内容と言える。

 一方で、持続可能な発展卓越賞の評価基準はより環境・社会価値に関する内容に重きが置かれた8項目で構成。サステナビリティに関する制度や経営陣のコミットメント、サプライチェーン上での環境負荷の低減、インパクト投資や慈善活動、ステークホルダーからの苦情受付体制、ステークホルダーとの持続的な対話や社会影響に関する報告制度、従業員の能力向上や健全な職場環境の提供、ダイバーシティなどが盛り込まれている。

 昨年7月香港証券取引所は非財務情報の開示強化に向けた諮問報告書を発表するなど、香港でもESG投資やサステナビリティに関する機運は上がってきている。今回の受賞企業の中には香港の地場企業だけでなく、レッドチップと呼ばれる中国大陸資本の企業も含まれており、賞の動向には注目が集まっている。

【機関サイト】香港上市公司商会
【授賞企業一覧】2015年得獎公司名單
【評価基準】準則

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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