サステナビリティ報告に関する国際ガイドラインのGRIが、今年の2月から米国アトランタとサンフランシスコにてサステナビリティ報告担当者向け「GOLDラウンドテーブル」プログラムを開始する。異なる地域のサステナビリティ報告担当者らが一堂に会して相互の知識やノウハウを共有し、より優れたレポートの作成方法やサステナビリティデータの新たな活用方法を模索するのが目的だ。
プログラムの概要としては、12~20人の参加者を1グループとし、モジュールは半日単位でおおよそ四半期に一度の割合で開催される。米国をベースとしたサステナビリティレポートに関するグループ学習やケーススタディなどが課される予定だ。なお、ラウンドテーブルではサステナビリティ報告に関わる主要課題として「サステナビリティ・コンテクスト」「マテリアリティとバウンダリー」「ステークホルダー・インクルーシブネス」「サプライチェーン」の4トピックが設定されている。
GRIの北米地域におけるCorporate & Stakeholder Relations責任者を務めるAlyson Genovese氏は「サステナビリティ報告担当者らは地理や規制、文化において類似点を持つ他の報告担当者とつながり、学ぶ方法を探していた。GRIはサステナビリティ報告の質を高め、企業がレポートを戦略的ビジネスツールとして活用できるよう支援することにコミットしている。GOLDラウンドテーブルは参加者らがスキルや知識を深めるうえで役立つだろう」と語る。
GOLDラウンドテーブルは、GRIによる北米地域での教育および支援プログラムの拡充を反映させたものだ。なお、今年は米国以外にもドイツ、ブラジル、コロンビア、オランダでのGOLDラウンドテーブルの開催を予定しているとのことだ。
【参照リリース】GRI Launches GOLD Roundtables Program in USA
【団体サイト】GRI
【参考サイト】GOLD Roundtable Program
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