アンダルシア政府は7月21日、環境保全及び持続可能なエネルギー開発に関する企業のプロジェクトへ6年間で総額2億5000万ユーロ支援することを公式に決定した。プロジェクトの選定に関してはアンダルシア議会が承認を行い、活動領域がアンダルシア地方とするものに対し自治体が資金援助する。援助申請はアンダルシア域外の企業のものも受け付ける。また、中小企業と大企業の間で援助要請の条件に差は設けず、開発投資によって生じる利益や費用とは無関係に援助を受けることができる。
同時また建造物のエネルギー効率に関する投資も加速させる。モニュメントや歴史的建造物、文化的活動の開催施設などではエネルギー利用の最適化を目指し、環境保護やエネルギー保全のための研修も行っていく。この分野では再生可能エネルギーの導入だけでなく、施設運用での省エネ分野にも軸足を置く。
今回のアンダルシア政府の決定は、最近決定したEU指令に基づく措置。EUでは市場メカニズムを歪ませないことを条件に環境やエネルギー分野での助成金を奨励している。アンダルシア政府によるプロジェクト支援は広範の産業を対象としたが、漁業、養殖業、一部農業について個別の規制分野の領域とし対象外となっている。アンダルシア政府は、この措置により、コージェネレーション(熱電併給)、エネルギー効率向上、再生可能素材の開発、都市環境の改善、廃棄物処理場の汚染軽減、リサイクルやリユース、環境エネルギー研究の分野で成果を上げられることが期待している。
【参照リリース】Andalucía, 250 millones para ayudas medioambientales y sostenibilidad energética
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