責任投資分野のリーディングカンパニー、カルバート・インベストメント(以下、カルバート)は7月1日、同社のグローバルにおける責任投資リサーチおよび専門性を活かして新たな責任投資指数および同指数に連動する低コストのインデックスファンドを公表した。今回発表された責任投資指数は下記の3つだ。
- Calvert U.S. Large Cap Growth Responsible Index
- Calvert U.S. Large Cap Core Responsible Index
- Calvert U.S. Large Cap Value Responsible Index
これらに連動するインデックスファンドとして、現在のCalvert Social Index FundはCalvert U.S. Large Cap Core Responsible Index Fund(ナスダック: CSXAX)となった。さらにCalvert U.S. Large Cap Growth Responsible Index Fund(ナスダック: CGJAX)およびCalvert U.S. Large Cap Value Responsible Index Fund(ナスダック: CFJAX)が新たに設定された。これらのファンドは全て6月22日から一般向けに募集が開始されている。また、今年後半には新に米国中型株や先進国(米国を除く)および新興国を対象とするインデックスとファンドが追加される予定だ。
カルバートのインデックスおよび投資商品は、投資家らの責任投資に対する関心の高まりと、低コスト商品に対する需要を受けて開発されたものだ。同社のCEOを務めるJohn Streur氏は「投資家はESG(環境、社会、ガバナンス)分野のグローバルリーダーで、高い投資リターンが見込める企業への投資を望んでいる。インデックス戦略はそれを実現する上でまさにコスト効率に長けた方法だ。カルバートは投資業界において、30年にわたり投資のコンテクストにおけるESG要素の定義においてリーダーシップを発揮してきた。この実績と株主行動を合わせれば、我々以上に投資家に対してポジティブな変化を促すことができる企業は存在しない。当社は責任投資やパッシブ投資の価値向上につながる革新的な商品によって機関投資家および個人投資家のニーズの変化に対応していくことにコミットしている」と述べる。
今回の新しいインデックスは、同社のリサーチシステムの進化および非財務情報へのアクセシビリティ向上を反映したものだ。サステナビリティ調査のディレクターを務めるErica Lasdon氏は「カルバートの調査プロセスは、世界産業分類基準(GICS)の全156サブセクターに分類される企業を対象としてセクター別に重要なESGリスクや機会を分析し、数値化、ランク付けしている。我々の持つ独の技術により我々は業界をリードすることができる」と述べる。
企業によるESG情報開示が進むにつれて、世界ではESGを考慮して投資を行う投資家の数も飛躍的に増加している。カルバートのように責任投資に特化する企業や責任投資商品が増えることで、今後より多くの責任投資機会が投資家に対して提供されることが期待される。
【参照リリース】CALVERT EXPANDS RESPONSIBLE INDEXES; LAUNCHES NEW FUNDS
【企業サイト】Calvert Investments
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら