【アメリカ】ニューズウィーク誌、2015 Newsweek Green Rankingsを公表

　米ビジネス誌大手のニューズウィーク誌は6月4日、"2015 Newsweek Green Rankings"を公表した。同ランキングは米国の大手上場企業500社および世界の大手上場企業500社の環境パフォーマンスを評価した格付で、世界で最も有名な企業ランキングの一つだ。

　同ランキングは企業のアニュアルレポートやサステナビリティ報告書に加えてブルームバーグやCDPなどから提供されたデータを参照の上、格付が決定される。評価指標はエネルギー、温室効果ガス、水、廃棄物の生産性、環境関連製品・サービスの売上、サステナビリティ業績と報酬の結びつき、サステナビリティに関する取締役委員会の有無、環境測定手法の第三者監査状況の8つで、企業の環境に対する取り組み状況を総合的に評価している。

　今年のランキングで世界トップに輝いたのは米国バイオ創薬大手のバイオジェン社で、トップ10にはアラガン、アドビ・システムズ、ユニリーバらがランクインした。日本からはグローバル500に33社が選出され、上位100位以内にはNTTドコモ（21位）、トヨタ自動車（35位）、NTT（64位）、JR東海（92位）の4社がランクインした。国別にみると、日本のランクイン社数は米国（208社）、中国（39社）に次ぐ3番目となった。

　ニューズウィーク誌のシニア編集者を務めるElijah Wolfson氏はサステナビリティを巡る近年の企業の動きに関して「大企業は環境フットプリントをより重視し始めている。例えば、今年のグリーンランキングを作成する際、より多くの企業がますますサステナビリティ目標と役員の報酬を結びつけるようになってきていることが分かった」と語る。

　米国企業500社のトップ20位は以下の通りだ。

　また、グローバル企業500社のトップ20位は以下の通り。

　全ランキングは、下記のサイトから閲覧可能。

【参考サイト】2015 Newsweek Green Rankings
【企業サイト】Newsweek

（※写真提供：360b / Shutterstock.com）

株式会社ニューラル　サステナビリティ研究所