自家発電やエネルギー効率など環境に配慮した形で設計・運営される建築物、「グリーン・ビルディング」の市場が、世界で著しく成長している。Research and Marketsが公表しているレポート"Global Green Building Market Outlook 2020"によると、世界のグリーン・ビルディング市場の2015~2020年にかけての年平均成長率は約13%に達する見通しだという。
同レポートによると、グリーン・ビルディング最大の市場は米国だが、アジア太平洋地域の新興国地域においても市場は急速に拡大しているという。レポートでは米国、カナダ、ドイツ、英国、インド、中国、UAE、ブラジルについては個別に国別の分析が行われている。
市場の成長を支える一番の要因は気候変動に対する世界的な懸念の高まりだが、その他の要因としてはグリーン・ビルディングに対する認知度の増加に加えてグリーン・ビルディングを推進するための各国政府らによる政策的な支援なども挙げられる。
例えば米国では、連邦住宅抵当公庫が今年の2月に環境配慮型集合住宅に対しては貸出金利を下げると発表しており、購入する住宅がグリーン・ビルディングであるという証明があれば、ローンの貸出金利を0.1%下げると決定した。
さらに、同レポートではグリーン・ビルディング市場における主要なプレイヤーに関する分析も提供しており、BASF、デュポン、オーウェンス・コーニング、インターフェースらの最新の情報も掲載している。レポートの詳細は下記から。
【レポートダウンロード】Global Green Building Market Outlook 2020
【企業サイト】Research and Markets
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら