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【中国】一汽大衆、CSR戦略の柱として巨大財団2団体との戦略提携を発表

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 中国第一汽車とフォルクスワーゲンの合弁企業で、フォルクスワーゲングループの中国での生産を担う一汽大衆社は3月27日、中国貧困援助基金会、環境保護基金会の両財団との戦略的パートナーシップを発表し、北京で調印を行った。三者は「責任、実務、人間本位」という原則に従い、公益分野で一層深く協力していく。この提携によって、一汽大衆社は、「CSR戦略」の新たなステージに入っていくという。

 戦略的パートナーシップでは、一汽大衆社は中国国内の財団格付けの最高位である「国家5Aレベル」の両基金会と連携し、市民参加を呼びかける公益プラットホームを築き、中国の公益事業と経済社会の持続可能な発展に貢献していく。また三者は、環境保護、交通安全、社会責任、災害復興と貧困援助などの領域に着目し、公共援助、公益理念提唱、ボランティア活動など様々な方面から協力方法を探って行く。各自は、有する社会影響力を行使し、社会様々な業界に参加を呼びかけ、積極的に公益創造に参加していく。

 一汽大衆取締役会秘書、支配人事務室主任の孫国旺氏は「中国優れた自動車企業として、一汽大衆は会社の能力向上を図ると同時に、公益にも注目し、社会責任を積極的に履行してきた。この度中国で最も影響力のある両社の公益機関と戦略的パートナーシップは、一汽大衆CSR戦略の重要な柱となり、今後展開していく社会公益プログラムの基盤となる。」と語っています。また、中国貧困援助基金会秘書長劉文奎氏は「一汽大衆との戦略的パートナーシップはとても喜ばしい。公益理念が着実になるようにこれから両者は経験を共有し、資源を調整し、自分の長所を発揮していく」と話しています。

 一汽大衆は2014年12月に「CSR戦略」を公表。最初のステップとして、「中国企業社会責任モデル」を作り上げることを目指し、マネジメント、業界、製品、社員、生産環境と社会公益の6つの側面においてレベルの向上を図り、品質の高いCSRモデルを築いていく考えだ。フォルクスワーゲン社は、中国の自動車市場で最大のシェアを長年維持している。今回CSR戦略を大々的に掲げることで、社会からの支持を盤石にすることに取り組んでいる。

【企業サイト】一汽大衆

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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