米国の環境NPO、Green Blueが展開するワーキンググループのSustainable Packaging Coalition(以下、SPC)は3月2日、同グループが推進しているリサイクル啓蒙プログラムの"How2Recycle"に、米消費財大手のプロクター・アンド・ギャンブル(以下P&G)が新たに参画すると発表した。
How2Recycleは、リサイクルが可能な製品にラベルを貼り付けることで、消費者に対して正しいリサイクル方法を啓蒙するプログラムだ。既にマクドナルドやエスティ・ローダー、ケロッグ、ゼネラル・ミルズ、ターゲットなど消費財・小売の大手企業ら30社が同プログラムに参画している。
P&Gは2008年からSPCの主要メンバーとして活躍してきたが、今後は他社と共にHow2Recycleラベルを通じて、消費者に対して正しい製品リサイクルを啓蒙していく。今回の参画にあたり、P&Gは環境への取り組みでも広く知られている食器用液体洗剤のDawnシリーズのパッケージから同ラベルの導入を開始する。
Dawnのプラスチックボトルパッケージには、米国の大部分の消費者がリサイクルできることを意味する”Widely Recycled”というラベルが付けられる。How2Recycleラベルは正しいリサイクル方法を伝えるために追記をすることもあるが、Dawnシリーズの場合は、容器がキャップを締めたままリサイクルされるよう、ラベルに"Empty and Replace Cap"(空にしてからキャップを締める」との言葉が追加される。
SPCのシニアマネジャーを務めるAnne Bedarf氏は「P&GのHow2Recycleプログラムへの参画を大いに歓迎する。消費者の多くがプラスチックボトルはリサイクルできることを知っている一方で、リサイクル率は未だに高くない。Dawnシリーズの商品にラベルを付けることで、プラスチックのリサイクルの重要性に対する意識喚起につながるだろう」と語った。
【参考サイト】How2Recycle / Sustainable Packaging Coalition
【団体サイト】Green Blue
【企業サイト】Procter & Gamble
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