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【アメリカ】Green Builder Media、2014年のエコ・リーダー9社を発表

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グリーンビルディング・サステナビリティ分野の専門メディアGreen Builder Mediaは8月19日、2014年度の「エコ・リーダー」9社を発表した。同誌は環境面において特に優れた取り組みを行っている企業を毎年エコ・リーダーとして選出している。

選出された9社はいずれも高い目標を掲げて資源保全や廃棄物削減、温室効果ガス排出量削減などに積極的に取り組んでおり、環境保全や社会のサステナビリティに貢献する革新的な製品を開発している企業ばかりだ。

Green Builderの編集長Matt Power氏は「エネルギーや水の利用効率を高め、廃棄物を資源に変える方法を見つけることは、結果として高い利益率をもたらす。しかし我々は、いくつかの企業は、単にボトムラインや投資家からの要望に応えるために今日の深刻な環境課題に対応しているのではなく、自らの強い責任感から問題解決に取り組んでいる」と語り、優れた企業ほど能動的にサステナビリティ活動に取り組んでいることを強調した。

Green Builder Mediaがエコ・リーダーとして選出した企業は以下の通り。

GE(ゼネラル・エレクトリック)

他の電動ユニットより6割以上もエネルギー効率が良いハイブリッド・ウォーター・ヒーターを開発。また、2020年までに、CO2排出量を2004年と比較して40%削減、水利用を2006年と比較してほぼ半減させることを約束。

SolarCity(ソーラー・シティ)

2014年春以来、10億キロワットのクリーンエネルギーを生産。2018年までに100万戸の屋根にソーラーパネルを設置予定。一般市民が手頃な価格で太陽光発電をできるように「ソーラー・リーシング」モデルを開発。

Owens Corning(オーウェンス・コーニング)

住宅用繊維ガラス断熱材製品の全ラインを非ホルムアルデヒドの「Eco Touch(エコ・タッチ)」へ転換。2015年には主要製品全ての透明性を確保。

Kohler(コーラー)

2035年までに温室効果ガス排出量ネットゼロにする目標。いくつかの施設において水リサイクルにより水の使用量を90%削減することに成功したことが評価され、2013年にはEPA Water Sustained Excellence賞を受賞。

Panasonic(パナソニック)

2018年までに温室効果ガス排出量を50%削減させるという目標。電子廃棄物の収集・リサイクルのためのインフラ構築を実施。トヨタと共同でプリウスとテスラSのバッテリーをアップグレード予定。

Dupont(デュポン)

環境に直接的かつ計量可能な利益をもたらすR&Dプログラムに対する投資を現在の倍の6.4億ドルまで拡大。カーペットや衣類、自動車マットなどに使用される植物由来の繊維Soronaの販売開始。生産量および売上が増加したにも関わらず、2012年までに2015年のサステナビリティ目標を達成。

Bosch(ボッシュ)

2014年度中に310のサプライヤーの環境・社会面における監査を完了する。R&D予算の約半分を投資して環境関連事業ポートフォリオを拡大。25?40%の電力使用量削減が期待できる住宅用燃料セルの実地試験を展開。

Uponor(ウポノール)

従業員は1500時間以上を投じてウィスコンシン州リバーフォールズにおける慈善活動Habitat for Humanity Eco Villageに貢献。生活排水の再利用を可能にする製品、絶縁配管という二つの新しいサステナブル製品を開発。

Patagonia(パダゴニア)

2015年までに使用する繊維をブルーサイン認証済のものに限定することを約束。売上の1%を環境保全団体に寄付するプログラム「1% for the planet」を展開。Responsible Economy Initiativeを発足。

これらの企業の共通点としては、環境保全に貢献する革新的な製品を生み出すだけではなくそれらを新たな収益獲得機会につなげており、サステナビリティの推進はビジネスの観点から考えても合理的であるということを自らの事業を通じて証明している点だ。各企業の取り組みについてより詳しく知りたい方は、下記ページを参考にして頂きたい。

【参考サイト】Green Builder's Annual Eco-Leaders
【企業サイト】Green Builder Media

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