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【カナダ】SPONSORIUM、航空業界のスポンサーシップ・コミュニティ投資トレンドを発表

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近年、企業によるスポンサーシップ活動が世界中で拡大し続けているが、特に航空業界でその傾向が顕著なようだ。スポンサーシップとは、企業やブランドが売上向上やブランド認知向上を目的として特定のイベントや活動に対し資金やリソースを提供することを指す。

カナダのSPONSORIUM社が毎月発行している「SPONSORIUM Report」の最新5月号によれば、航空業界の主要ブランドによるコミュニティ投資活動の量はここ2年で39%も増加したとのことだ。同社はスポンサーシップとコミュニティ投資のためのオンライン管理ソフトウェアを世界50カ国以上の企業に提供しているリーディングカンパニーだ。

SPONSORIUM Reportはスポンサーシップとコミュニティ投資の状況をインフォグラフィック形式でまとめたレポートで、トピックは毎月異なり、5月末までの集計データに基づく最新号は航空業界に限定されたデータとなっている。

同レポートによると、昨年航空会社各社に求められたコミュニティ投資額の平均は83,763ドルで過去に同レポートが集計したどの業界の金額よりも多かったという。また、そのうち環境面に焦点を当てた活動の割合は14%増加したとのことだ。

SPONSORIUM社が提供するスポンサーシップ・コミュニティ投資のための分析ソフトウェアPerforMind™(スポンサーシップやコミュニティ投資がブランドにもたらすROOを数値として測定できるツール)によれば、航空会社のケースではフェスティバル・フェアが最も高いROOを示すといい、他の業界と比較して平均7%ほど高いスコアだという。

※ROO(Return on Objectives):プロジェクトの目的に対するリターン。ブランド認知向上のためのキャンペーンやイベントなど、ROIを図りづらい取り組みの成果を図る際に用いられる指標

5月版のレポートは2013年に145ヵ国で実施された5万件以上のイベントやパートナーシップに関するデータを基に作成されている。これらのデータはPerforMind™により収集されており、世界中の250以上の企業・ブランドが自社のスポンサーシップやコミュニティ投資活動を評価するために同ソフトウェアを利用している。

航空業界はCSRやマーケティングの領域でも先進的な取り組みを進めている企業が多い反面、CO2排出量など環境負荷の軽減や安全対策、騒音対策、コミュニティとの調和など、常に責任ある事業慣行が求められる業界でもある。ぜひ今後も積極的な活動に期待したい。

【参考サイト】SPONSORIUM Report
【企業サイト】SPONSORIUM

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