変化の時を迎えるSRI・ESG
CSRやサステナビリティ概念が世の中に普及するとともに、SRIやESGという言葉を耳にする機会も増えてきました。今、世界ではこのSRI、ESG投資の考え方が大きく進化しようとしています。一般的に、SRIやESG投資という言葉には「経済的リターンだけを追求する従来の投資行動とは違い、社会的・環境的リターンを追求する特別な投資」というイメージがありました。このイメージが今大きく変化し、SRIやESG投資という言葉は、一部の社会・環境に関心のある投資家や金融機関だけでなく、あらゆる企業に影響を与えるものに発展しようとしています。今、世界で何が起きているのか。見て行きましょう。
ESG投資・SRIの投資パフォーマンス
社会や環境を考慮した投資と言うと「コストを余分にかけて利益が少なくなるのではないか?」「投資リターンが小さくなるのではないか?」というイメージが従来大きくありました。「社会、環境に配慮するためには従来よりもコストが高く付き、経済的なリターンが犠牲となる」。今でも日本ではこのように考える方が少なくありません。ところが、
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