英大手銀行のロイヤルバンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)は、同社のサステナビリティレポート「2013 Sustainability Review」を発表した。同レポートの中では昨年度を振り返り、社会的な責任を意識するサステナブルな銀行になるための取り組みのほか、再生可能エネルギー分野への融資で英国最大としての地位を保ち続けたことも発表した。
主たる成果として同レポートに掲載されているものは、
- 融資総額の3%は再生可能エネルギー分野(特に風力エネルギー)へ投下
- イギリス国内で新規顧客に対し28億ポンドへの融資を実施
- イギリス国内で270万人の顧客に対しオンラインバンキングアプリを提供
- 「公平な銀行」格付けで銀行として初めての5つ星を獲得
- 社会・環境・倫理リスクについて2つの新しいポリシーを発表
- ジェンダー平等分野でOpportunity Nowよりプラチナ格付けを獲得
- 170,000人時間のボランティア活動を実施
同社は昨年、専任のチーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSO)を置き、全社の経営戦略の中に、サステナビリティ要素がしっかり組み込まれるような体制を構築した。同社は、ステークホルダーに対するサステナビリティだけでなく、自社が業界の中でも勝ち残っていくためのサステナビリティを強く意識し、両者を融合されることで競争戦略を創りだそうとしている。また、風力発電大国になろうとしているイギリスの大規模プロジェクトを同社は資金面で支えており、最大の貸出者として業界をリードしている。
【レビューサイト】2013 Sustainability Review
【企業サイト】The Royal Bank of Scotland Group
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