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【アメリカ】自動車バッテリーのリサイクル、消費者の知識と現実とのギャップが明らかに

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自動車関連・ビル管理システム大手のJohnson Controls社が2014年3月に実施した調査によると、米国人の10人中7人は自動車バッテリーのリサイクル方法を知らず、消費者の知識と現実の間に大きなギャップがあることが分かった。

同社の調査によれば、米国人の3分の2が、ほとんどの使用済み自動車バッテリーは廃棄場に置き去りにされ有害物を生むと考えており、彼らの71%は特別なリサイクルセンターでなければ自動車バッテリーはリサイクルできないと考えていることが分かった。また、米国人の3分の1が、自動車バッテリー部品はどの程度リサイクル可能なのかを知らないという。

しかし実際には、米国では97%の自動車バッテリーがリサイクルされており、使用済みの自動車バッテリーはあらゆる販売店や自動車工場などに持ち込むことができる。さらに、自動車バッテリーは最高99%の部品がリサイクル可能だ。

こうした消費者の知識不足も背景に、米国では毎年200万以上の従来型バッテリーがリサイクルされずに廃棄されている。そこで、同社は消費者の自動車バッテリーのリサイクルに対する関心を高める取り組みの一環として、新たに郵便番号を入力するだけで自宅近くのバッテリーリサイクルが可能な販売店等を検索できるウェブサイトを立ち上げた。(www.recyclingmybattery.com

Johnson Controls Power Solutions社にてグローバル副社長兼部品統合サプライチェーン部門ゼネラルマネージャーを務めるRon Weller氏によれば、「同社の目標は自動車バッテリーのリサイクル率を100%に高める」ことであり、同社は「世界で使用されている3分の1の自動車バッテリーを生産している企業として、設計から製造、輸送、リサイクルに至るまで、最も安全かつ持続可能な方法で行えるよう日々最大限の努力を投じている」という。

サステナビリティ目標を達成するためには消費者の行動変容が重要だが、そのためには啓蒙活動だけに頼るのではなく、消費者が簡単に行動に移せるような仕組みを用意することも大切だ。同社の取り組みはその好事例と言える。

【企業サイト】http://www.johnsoncontrols.co.jp/content/jp/ja.html
【参考サイト】http://www.recyclingmybattery.com

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