Unileverの石鹸ブランド「Lifebuoy」は、インドのThesgoraで実施した手洗い促進キャンペーン「Help A Child Reach 5」の結果、衛生環境が改善され、子供の下痢の発生を36%から5%まで減少させたことが、調査でわかった。
Help A Child Reach 5は、石鹸で手を洗う習慣を人々に浸透させて下痢などの病気の根絶を目指すキャンペーンで、劇的な変化は12歳以下の子供がいる1485の家族への調査で明らかになった。キャンペーンは、短編映画で賞を獲得した「Godappa」と一緒に始められた。
インドでも高い発生率を見せる下痢や肺炎により、世界では15秒ごとに1人の子供が亡くなっている。毎年210万人の人が亡くなっている計算だ。石鹸を使って手を洗うという簡単で効率的な方法で予防でき、国連のミレニアム開発目標に上げられた「5歳未満の乳幼児死亡率の削減」への寄与も期待できる。
このキャンペーンはインドを含めて14カ国(バングラディッシュ、ブラジル、エジプト、インド、インドネシア、ケニア、マレーシア、ナイジェリア、パキスタン、南アメリカ、スーダン、ウガンダ、ベトナム)にも展開し、インドでも対象を4500万人まで広げていく。LifebuoyのGlobal Brand Vice President、Samiri Singhは「Lifebuoyは、これまで14カ国の1億8300万人に手洗いの習慣を伝えることができた。調査では、ブランドの理念に社会的使命を据えれば、命を救うという社会に目に見えた変化をすぐに生み出せるということが示された」と話している。
キャンペーンにより下痢などの病気を抑制だけでなく、Lifebuoyは3年連続の2桁増益を達成している。
【企業サイト】Unilever
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